朧月夜のとりあえずヤってみよう

版権作品の二次創作がメイン。小説サイトに投稿するまでもない作品をチラ裏感覚で投稿します。

貴乃岩関への横綱による暴行事件の報道が激しく鬱陶しい件

タイトルのまんまです。
いつまでやってんだボケって思います。


個人的主観言うと、モンゴル人力士はコンテナにでも詰め込んで母国に送り返せよクソ野郎って事に尽きる


大相撲って個人的認識だと、これはスポーツじゃないの。
お客様を喜ばせる伝統芸能の興業な訳。


だから貴乃花親方が言う「横綱としての品格」って言葉が成立するの。
単純な星取り合戦なら「汚いマネをしようが勝てばよかろうなのだ」でいい訳だ。


例をあげるならば、それこそ国際化して久しい柔道なんかがそうだよね。


日本の柔道は一本を取って勝つ事が美徳な訳だ。
でも国際大会での外国人選手はあくまでも勝ちに価値がある訳で、だから相手を封じて消極的に見せて指導を与えたり、裏投げや朽木倒しの様な泥臭いパワー系の技を好む。


見た目は美しくないけれど、国際大会で日本人選手が金メダルを取る頻度は恐ろしく減った。
でもこれは仕方がない。
いくら日本が柔道を大切にしてた所で、フランスなんか日本以上に国がテコいれしつつ選手強化に努めている。
柔道人口も日本よりフランスの方が圧倒的に多いだろう。


なので勝つための研究をし、いかに金メダルを取るためには合理的なのか?を追求している。
そこにアジャスト出来ない日本選手がバカなだけなのだ。
でもこれは柔道がJUDOと言うスポーツだからである。


じゃあ大相撲は?


まず前提として凄い誤解があるんだけど、大相撲は国技じゃない。
皇室から天皇杯を下賜されているってだけで、国として国技に認定している協議は日本に存在していない。


ならなんなのか。
大相撲は東西に分かれ、横綱を頂点とした相撲という見世物なのだ。
ある種、歌舞伎に近いか。
いくつかの約束事の上に成立している結果とそこに至るまでの過程を楽しむ競技である。


だからこそ、ヒエラルキーの頂点である横綱に君臨する者には「心・技・体」が等しく揃っている事を求められる。


横綱は神に近い存在だ。
待遇もいいし、だからこそそれに伴う責任ってものが求められる。
故に貴乃花親方はストイックに品格を保つように自分にも他人にも求める。
これは古来から続く当たり前の常識であり、ここが破綻したならば横綱の意味を失うだろうと思う。


さて一連の騒動が鬱陶しいと感じるのは、日馬富士の引退会見を見たからだ。


アイツは会見で一言も謝罪していない。


あまつさえ上から目線で今後被害者が礼儀を弁える事をしなさい的な事まで言いやがった。


悪いけどね、引退したのは子狡いだけだよ。


だって自ら引退すれば何億もの金が当然受け取れるんだ。


横綱も50や60まで出来る訳じゃない。


普通にやってたとしても40までに大概引退する。


だからリストラされる前に退職金満額で依願退職したリーマンみたいなもんよコレ。


日馬富士には少しだけ貰える額が減った以外のデメリットがない。


これ本当に責任を感じているならば「まずは部屋で謹慎しつつ相撲協会からの処分を待つ」が誠意と謝辞を表す最大限の行動でしょう?


その結果、懲戒免職になったり、ただの引退になったり、それはその後にならないと分からないけれど、日馬富士がやった事はただオイシイ分け前を確保しただけで逃げ出しただけのクズだよ。


そもそも事件の状況にしたって、頑丈な力士の頭が割れる程の暴行が行われているのに、そこにいた10人からのモンゴル人がまともに止めてない異常さよ。


ましてそこには被害者の母校の関係者とかもいたんだろ。おかしいでしょ。


これ構図はヤクザの集団がリンチしているのと変わらんわな。


2007年に時津風部屋で力士が暴行で死亡したショッキングな事件。


それ以降、現在までに起こった暴行とそれに関わる様なヤクザ絡みの不祥事。
適当にネットで検索したって下記の内容が出てくる。


これ以外にも賭博や麻薬関連の不祥事もここに加わる。



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●2007年(平成19年)6月
時津風部屋で時太山が暴行され死亡し、2008年2月に元親方らが逮捕された。15代時津風親方は部屋持ち親方としてはじめての解雇処分となった。


●2007年(平成19年)7月
元小結旭鷲山が、暴力団から脅されていたことが判明。大島部屋にはトラックがつっこむなどの事件も発生していた。前年の引退の一要因になったと本人の弁。


●2008年(平成20年)1月
陸奥部屋の豊桜が弟弟子を調理器具で殴り、書類送検された.。


●2008年(平成20年)5月
間垣親方が、弟子を竹刀で殴りけがを負わせたとして減俸処分を受けている。


●2010年(平成22年)1月
朝青龍が初場所中に泥酔の上、暴力沙汰を起こす。理事会で事情聴取を受けた後、突然、暴責任を取る形で現役を引退表明した。師匠の高砂親方は役員待遇から主任へ2階級降格処分。


●2010年(平成22年)5月
前年の名古屋場所で暴力団幹部多数が維持員席で観戦していた問題で、チケットを手配した木瀬親方は二階級降格、木瀬部屋は閉鎖し北の湖部屋に吸収合併。調達を依頼され手配した清見潟親方は譴責(けんせき)処分


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死亡事件までおきてだよ、相撲協会も一層この手の件にはデリケートに注意するって筈だったのに、結局は暴力事件が起きてんだよ何度も。


なのに今回の事件が起きても、マスゴミは当然として、相撲協会も何故か被害者側が悪いみたいな空気出しちゃってる。意味が分からん。


そもそも「可愛がり」なんて言葉が存在している時点で、相撲協会も各部屋もある種暴力行為は相撲の一部って認識が暗黙的にあるんだよ。


だからこそ貴乃花親方の頑なな態度は理解出来る訳。


時太山が殺されたのだって別に加害者は殺そうなんてつもりはなかったと思う。


ただ可愛がりの結果死んじゃったってだけ。


普段からやってるから特に疑問も持たずやって、結果死んだ。


今回のだって打ちどころ悪かったら被害者が死んでたかもしれない。


だって白鵬を筆頭とした横綱連中に囲まれてんだぜ。


理不尽だって被害者が思ったところで逆らえるわけがない。


パワハラが成立した環境での可愛がりが行われた。


結局はこれに尽きる。



白鵬は強い。


だからなんだ。


ヒジ打ちする様な横綱の取り組みは美しくない。


美しくない横綱をありがたがる相撲ファンも終っている。


私が大相撲で最初に好きになった横綱は千代の富士関だった。


あの筋骨隆々で精悍なマスクは本当にカッコよかった。


そこに注射があったりしたのかもしれないが、少なくとも無様な勝ち方なんか一回も無かったよ。


必ず横綱は相手の突進を受け止めるんだ。


その上で相手を押し返す。


猫騙しみたいな奇策は横綱がやっちゃいけない。


力士として小柄過ぎ、身長を誤魔化す為に頭にシリコンを入れた舞の海関だからいいのだ。


力士としてハンデの在る中で、頭を捻って勝とうとする。


これはこれで客をシビれさせた。


でも彼は小兵だから許されたのだ。


同じ外国人でも曙はどうだった?


彼らも親方からの教育が良かったのか、きちんと横綱の相撲をしていた。


今回の一番の問題は、モンゴル人力士の親方が横綱としての教育をちゃんとしていなかった事に尽きる。


つまり、


親方、ひいては相撲協会、そして横綱審議会の面々が責任を取らなきゃいけない事案だと思うのだ。


一歩間違えば時津風部屋の事件の再来になるとこだった今回の件に関しては。


説明責任、任命責任、それを協会も相撲に関わる有識者も誰一人やってない。


単純に当事者が処罰されて終わりじゃない根が深い話だよコレは。



かつて柔道家からプロレスラーに転身した小川直哉選手の言葉を最後に借りよう。


「全国の相撲ファンの皆さん! 目を覚まして下さい!」

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